文具

水書とは?小学校で導入される硬筆練習におすすめの水書用筆と紙

ここのところお店で見かけることが多くなってきた水書関連の商品。

調べてみると2020年から小学校の国語・書写の授業に導入されるそうです。

プログラミングや英語、水書と、忙しいですね。社会が複雑化され求められる人物も多様化してきているのだろうと感じます。頭が柔らかくスポンジのような吸収力を持っている子供達なので、どの教科も楽しんで取り組んでくれることを期待しています。私が小学生の頃は内容が物足りないくらいだったので色々学べて羨ましくもありますが、指導する立場の先生や保護者は大変ですね。

ということで、これから小学校1、2年生を担当される先生や保護者の方にとって少しでもお役に立てるよう、水書の意義や必要な道具など、簡単ではありますが調べてまとめてみましたので参考の一つにしてもらえると幸いです。

水書とは?

字の如く、水で書く。

水で書けて乾くと消える便利で特殊な紙があるんです。それがこちらの水書用紙。

水でなぞることができ、乾くと消えます。この消えるというのがポイントで、500~1000回程度は繰り返し使うことができるそうなのでとても経済的です。しかも水なので墨と違って服も汚れないのは有難いですね。(墨屋さんにとっては由々しき事態かもしれませんが・・・。)

ということでお習字の練習などで既に使われているのですが、これが来年の小学校1、2年生の教科書に添付されるという大抜擢を果たします。(採択される教科書メーカーによって異なります)

水書導入はトメ・ハネ・ハライを練習するため

水書が使われることになった書写の授業の指針が学習指導要領というものに記されています。

全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。

学習指導要領とは何か?文部科学省

この今回の学習指導要領の改訂で書写のカリキュラムが以下のように変わります。

[第1学年及び第2学年]

(ア) 姿勢や筆記具の持ち方を正しくして書くこと。
(イ) 点画の書き方や文字の形に注意しながら,筆順に従って丁寧に書くこと。
(ウ) 点画相互の接し方や交わり方,長短や方向などに注意して,文字を正しく書くこと。

(ア)、(イ)の2項目から今回新しく(ウ)が加わりました。

どうやら『点画』という文字を構成する要素、つまりトメ、ハネ、ハライなどの字の特徴を意識して書きましょうねーってことらしいです。

以下のリンクでは光村図書さんが漫画でわかりやすく解説してくれていますので一読の価値ありです。

水書シートガイドブック光村図書

新しい学習指導要領を詳しく、舐めるように見たい!というインテリジェンスな方はこちらからご確認ください。

新学習指導要領文部科学省

水書の道具

では新学習指導要領に則った水書に必要な道具は何かというと専用の筆と紙だけ。それぞれいくつか種類があるので見ていきましょう。

水書用筆

お習字ではなく硬筆の技能向上ということで、通常のお習字の筆とは少し違いがあります。鉛筆持ちがしやすい六角軸やコシが強いナイロン毛、取り扱いしやすいボトルタイプなど色々種類があります。小筆ですね。

六角軸タイプ

鉛筆と同じ持ち味で書ける六角軸タイプです。しっかりと握ることができて違和感なく鉛筆に移行できます。ボトルタイプと違って水が軸に入らないのでお皿や水入れが必要になります。

開明
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ボトルタイプ

軸に水が入るようになっていてお皿や水入れが必要ありません。持ち運びや準備、片付けが楽ですが、水の入れっぱなしには注意が必要です。握った感じは六角タイプに比べて柔らかい感じがします。

水書用紙

水で書けて、乾くと消えるという便利な紙。テレビ番組で外国人が何の漢字を書いてる?みたいなクイズがありましたがそれにも使われていましたね。厚手のタイプや巻けるほど柔らかいタイプなどあります。

厚手無地タイプ

厚紙と貼り合わせてある丈夫なタイプ。無地なので小さい文字から大きい文字まで自由に書けます。

あかしや
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罫線タイプ

こちらは罫線が印刷されているタイプ。罫線があると文字全体のバランスを見て練習しやすいかと思います。

呉竹(Kuretake)
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メーカー別ラインナップ

色々なメーカーの商品をピックアップ。

あかしや

海外の方にも大人気の彩Saiという水彩毛筆や筆ペンを作っている筆メーカーあかしやさん。

あかしや
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あかしや
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開明(カイメイ)

開明墨汁でおなじみの開明さん。ユニークなキャップタイプの水書用筆です。外せば鉛筆の練習にスムースに移行できます。開明さんは発想が面白い商品が多いイメージがあります。例えば墨の入浴剤とか。

呉竹(クレタケ)

大手文具メーカー呉竹さん。流石のラインナップで水書に関しても充実しています。水筆のフィスは水彩画、絵手紙ユーザーなどにも定評があります。

呉竹(Kuretake)
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呉竹
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墨運堂(ボクウンドウ)

墨といえば墨運堂さん。こちらも筆を作っています。上で紹介した光村図書のページではおそらくこの水色の水書用筆が掲載されています。

墨運堂
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ご家庭向けの水書セット

そろそろ水書が水着に見えてきました。

学校の授業とは別にご家庭でも練習したい、孫や子にプレゼントしたいという方におすすめなのは紙と筆がセットになってるタイプ。

あとがき

パソコンやスマホが普及して字を書くことが減ってきている我々ですが、「字を書く」という行為は文化を継承していくという観点では欠かすことのできない重要な要素だと感じます。普段意識することはありませんが、字には本来それぞれに意味があり、由来があるんですよね。漢字の由来も元々は絵だったりします。書の作品を見ると感じます。字は記号であり絵でもあり芸術なのだと。字を書くとき、学ぶとき、そういった背景も考えながら書くことができると面白いのではないかと思います。

近年、活字の影響で四角いマスに納まった字を書く人が多い。文字それぞれの個性、特性があるのだと篆刻の先生が仰っていました。字の世界も奥が深く勉強になり面白いです。

水書は字を学ぶことが気軽に楽しめる。そんな感じだと思います。