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レオナルド・ダ・ヴィンチ『絵画の書』
このシリーズ『絵画の書』では、レオナルド・ダ・ヴィンチの遺した言葉や作品から学び、絵描きとしての考え方や表現のヒントを読み解いていきます。
今回は「絵の上達方法」について、一緒に考えてみましょう。
ダ・ヴィンチ流、絵画上達法
君が暗闇の中でベッドに横たわっている時に、以前学習した形態や輪郭線、その他の注目すべき事柄を、想像力によって繰り返し思い描いてみることは有益である。
これこそ観察した事柄を記憶に定着させるための称賛すべき訓練である。
― レオナルド・ダ・ヴィンチ『絵画の書』第二部 画家の教則
ポイントは 「想像力で繰り返し思い描く」 こと。
ダ・ヴィンチも、形には見えない地道な努力を積み重ねていたのですね。
脳内素描は生活の中でも

脳内素描は寝る前でなくてもOK。
- 通勤・通学中
- 休憩時間
- お風呂
ただし、注意力が散漫になる環境(運転中・業務中など)は避けるようにしましょう。
実践のコツ
- 観察した形や構造を思い出す
- 頭の中で線を引きながら形を組み立てる
- 色や陰影もできる範囲で思い浮かべる
たとえ紙に描かなくても、頭の中で繰り返すことで記憶と観察力が鍛えられます。
まとめ
- 脳内素描は日常の隙間時間でもできる
- 観察したことを頭の中で繰り返すことがポイント
- これを積み重ねることで、自然と描く力が上がる
目指すのは頭の中で自然を捉え、独自の表現につなげる力です。
次回予告
次回『絵画の書③』では、「絵画を構成する3つの要素」に焦点を当て、ダ・ヴィンチ流の描写法をさらに深掘りします。
【絵画の書③】受胎告知から読み解く|絵画を構成するシンプルな3つの要素
前回の記事はこちら
【絵画の書①】自然に学び独自の表現を模索するヒント
絵画の書シリーズの記事一覧はこちら
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