こんにちは。
今回は、水彩でボタニカルアートに挑戦した制作記録です。
実際に描いてみた過程と感じたことをまとめています。
ボタニカルアートとは?
ボタニカルアートは
Botanical(植物学的)Art(芸術) のこと。
写真がなかった時代に、薬草や植物を記録するために描かれた図譜がはじまりとされています。
美しいだけでなく、植物の特徴を正確に伝える役割を持つ、いわばサイエンスアート。
そのため、伝統的なボタニカルアートにはいくつかの基本ルールがあります。
ボタニカルアートの基本ルール
- 原寸大で描く
- 背景を描かない
- 人工物を入れない
- 植物の特性を忠実に描く
植物図鑑として成立することが前提、という考え方ですね。
ただ、現代では「アートとして楽しむ」視点も広がっています。
根や種子まで徹底的に描くのはなかなか難しいので、今回は「細密に観察して描く」ことを意識して取り組みました。
憧れのボタニカルアーティスト

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Redoute_flowers01.jpg
ボタニカルアートといえば、やはり
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ。
“バラの画家”として知られ、優雅でありながら極めて正確な植物画を残しています。
あの透明感と気品は、本当に憧れです。
また、手元に資料はないのですが、小磯良平も植物画を描いています。
図鑑、欲しい……。
使用した画材
今回使ったのは以下のものです。
- 紙(紙目が細かい水彩紙)
- 鉛筆・シャープペン
- 水彩絵の具・水彩色鉛筆
- 面相筆・水筆
細密に描くため、紙目はできるだけ細かいものを選びました。
私はミューズのクラシコ5(ボタニカルブック)を使用。
エキストラホワイトの極細目なども、発色がきれいで使いやすいです。
ひまわりを描いてみる
梅雨入りが発表されたばかりですが、
気持ちはひと足先に夏へ。
今回はひまわりをモチーフに選びました。
花屋さんでは、季節が少し前倒しで並びますよね。
1. 観察して輪郭をとる
まずはよく観察することから。
花弁の重なり方や、中心部分の密度、茎の角度。
ただ“形を写す”のではなく、「どう生えているか」を意識します。

2. 薄くレイヤーを重ねる
いきなり濃くせず、
薄い色を何層も重ねるように。
水彩は引き算が難しいので、慎重に。
同じ色でも、重ねることで深みが出てきます。

3.バランスを整えて完成

バランスを整えて完成。
花の持つ生命感や、あの力強さをもっと出したい。
特にひまわりは、光を受けたときの輝きが難しいですね。
技術的にまだまだ未熟。
でも、観察して描く時間はとても楽しかったです。
参考にしたい一冊
今回あとから知ったのですが、とても参考になりそうな本があります。
『水彩で描くボタニカルアート』
著:ビリー・ショーウェル
イギリスで数々の賞を受賞しているボタニカルアーティスト、ビリー・ショーウェルによる解説書です。
使用画材や調色の方法まで丁寧に説明されていて、掲載作品も豊富。
次に挑戦するときは、しっかり勉強してから描いてみたいと思います。
おわりに
今回は「うまく描けた!」というより、
「やってみた記録」という感じの記事になりました。
でも、挑戦したこと自体が一歩。だと思って
少しずつ、積み重ねていこうと思います。

