水彩

【水彩筆】初心者の方が使いやすいおすすめの水彩筆3選と筆の選び方

いざ水彩を始めてみようとした時のことを思い返します。絵を始めてみようとした時に水彩は手っ取り早く取り掛かりやすいんですね。

「筆は何を使おう?」

「紙は何を使おう?」

「どのように描こう?」

画材屋さんに話を聞いたり、描き方の講習会に行ったり、実際に買って使い比べてみたりと、いろいろ調べてみました。

そこで今回は「水彩筆」について。水彩筆にはどんな種類があって、どう選べば良いのか、自分の手に合った一品に出会えるようまとめてみましたので是非ご覧ください。

それでは、いってみましょう!

水彩筆に使われている毛の種類

水彩筆に使われている毛の種類は主に3種類。

  1. 天然獣毛
  2. 人工毛
  3. 獣毛と人工毛のブレンド

獣毛の特徴

水彩筆には馬、ヤギ、イタチ、タヌキ、最高級水彩筆と言われているコリンスキーなどの様々な動物たちの毛が使用されています。これら天然毛の表面はキューティクルで覆われていてギザギザになっています。これが保水性を高めていると言われています。またイタチやタヌキなんかの毛は中が空洞になっており、しなやかさがあります。

 

人工毛の特徴

人工で作られたナイロン筆、今までのイメージだと天然には遠く及ばない性能とみられていましたが、近年とても進化しています。それがセーブルを模して作られたリセーブルと言われるものです。毛の表面が天然毛のようにザラザラ・ギザギザとしていて保水性を高めています。天然動物の個体種が減少しているということもあり、こうした人工毛の開発が進んでいます。

ブレンドの特徴

天然毛の長所と人工毛を組み合わせたいいとこ取りのハイブリッドです。組み合わせてる毛の種類と配分はメーカー毎に違うそうですが、毛質を理解している企業の職人さんがそれぞれバランス良く仕上げている印象です。

水彩筆の選び方

水彩筆を選ぶポイントは簡単に言えば3つあります。

それは、

  1. ふくみ
  2. まとまり
  3. コシ

この3つ。

それぞれどういうことか見ていきます。

ふくみ

水のふくみの良さをチェックします。水をたっぷりつけてどれくらい切れずに続くかをみます。ふくみの良い筆はいつまでも水が切れずに描けます。逆にすぐに水が切れてしまう筆はふくみがあまり良くないと言えます。

ふくみが良くない筆は悪いのかといえばそうではなく、かすれを利用するドライブラシなどの使い方ができます。

私が試して感じたのは、リス毛>コリンスキー>馬毛の順でした。

まとまり

水を含ませた時の毛先に注目してください。毛先が一つにまとまるか、バサつくかどうか。バサつくものはドライブラシなどで使えるので全く使えないということはありませんが、ボタニカルなど細密に描く場合などはまとまりが良いものを選ぶと良いでしょう。

コシ

筆をグッと押してどれくらい戻るかを見ます。元に戻る筆ほどコシが強いのでピンとした細い線が描けます。逆に押しても戻ってこないような柔らかい筆は書道筆などに多く、毛先をコントロールさせるのに向いてます。水彩筆の場合はコシが強いものが多く、その方が描きやすいです。

マイチョイスベスト3

さあここからは僕が独断と偏見で選んだベスト3を紹介していきます。

 

『SQ』(ホルベイン)
ホルベイン社製リス毛を使ったブラックリセーブルです。リス毛特有の水ふくみの良さが特徴的でデザインもクイルでオシャレ。
毛先が少し先細っていてコントロールしやすいようになっています。
水をたっぷりつけて、ぼかし、たらし込み等を多用する人にオススメです。
おすすめ度 ★★★★★
ふくみ
まとまり
コシ
ホルベイン画材
¥4,411
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アルテージュ『アクアレリスト』(アムス)
画材メーカーアムスのオリジナルブランド、アルテージュの超保水性ナイロン筆『アクアレリスト』。保水性を備えていて柔らかくコシもありバランスが良く描きやすいです。固くて保水性のない従来のナイロンのイメージを見事に覆しています。
3本のセットになっているのでこれから水彩画を始められる人にオススメです。
おすすめ度 ★★★★☆
ふくみ
まとまり
コシ
クリエイト
¥4,345
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『ノルム』(名村大成堂)
こちらは「画材筆といえば名村大成堂」のナイロン筆です。ナイロンながらも毛の表面を獣毛のように再現しており天然獣毛さながらのふくみと弾力を兼ね備えています。原毛が入手困難になってきている現代においてこの技術向上は素晴らしいです。
コシがあるのでボタニカルアートなどの細かな線やタッチを描くのに向いてます。
おすすめ度 ★★★★☆
ふくみ
まとまり
コシ
名村大成堂(Namurataiseidou)
¥1,870
(2019/10/16 06:38:55時点 Amazon調べ-詳細)

終わりに

昨今のナイロン筆の躍進が素晴らしいですね。お気に入りだった筆が原毛の入手困難により廃盤になってしまうこともよくあるのですが、ナイロンリセーブルならそういうことは少なくなると考えられます。

ぼかし、にじみを使って描く人は含みの良いリス毛や保水性のあるリセーブルがオススメ。上のSQやアクアレリストのような筆ですね。

ボタニカルアートなどの細密画には毛先のまとまりが良くコシの強いコリンスキーなどがオススメです。

ブタ毛や馬毛の面白い筆もあるのですが、それはまたの機会にします。

いかがでしたでしょうか?実際使ってみないとわからないところもありますが、どれも良い筆ばかりですので、一つでもお気に入りの筆が見つかりましたら幸いです。

それではまた!