天使のキスの絵で有名なウィリアム・アドルフ・ブーグローとは

こちらの天使がキスしている絵、どこかで見たことありませんか?

サイゼリアなどのお店で見ますよね。

まるで本当に存在しているかのような肉感で重量をも感じさせます。

この絵は19世紀フランスのアカデミズム絵画を代表する画家ウィリアム・アドルフ・ブーグローによって描かれました。

目次

ブーグローとは

ウィリアム・アドルフ・ブーグロー
(William Adolphe Bouguereau,フランス 1825-1905)

彼のナイスミドルな自画像。卓越された描写力にはただただ驚かされます。

しかし、一般的にはゴッホやモネに比べてあまり名前が知られてない気がします。

その原因は彼が活躍した時代に関係がありました。

印象派によって忘れられた?

彼が活躍したのは19世紀のフランス、当時古典主義の正統派画家としてエリート街道を進んでいたようですが、同時期に活躍した印象派画家たちによって新興芸術がだんだんと盛んになり、成熟期であった古典的アカデミズムが黎明期印象派に取って代わられていったという時代背景があるようです。古典派って古くね?これからは印象派っしょ?的な

やっぱりブーグローすごかったなーと、再評価されたのも20世紀末頃のつい最近だとか。素晴らしい才能も時代の流行によって一時でも忘れられてしまうんですね。

ブーグローの作品

ヴィーナスの誕生
アモルとプシュケ

あとがき

天使や世界観をまるで実際に存在していたかのように描くことができた至高の表現力を持っていたブーグロー。もっと多くの作品を実際に見てみたいのですが、なかなか実物を見ることができないので画集で我慢するしかありません。種類も多くはないのでそんなに選ぶことができませんが、こちらの画集は多くの作品がカラーで見れるのでおすすめです。

著:Wissman, Fronia E.
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