筆用石鹸、買いました。
今まで正直、「水で洗えば十分じゃない?」と思っていたのですが、
お気に入りの筆を長く使いたいと思ったことがきっかけで導入しました。
今回購入したのは
da Vinci(ダヴィンチ)画筆用クリーニングソープ。
ふたを開けると、どこかロクシタンを思わせるような爽やかなレモンの香り。
画材というより、ちょっと高級な石鹸のようです。
価格は税抜き650円。
筆を守る保険と考えれば、決して高くありません。

筆用石鹸とは?普通の石鹸と何が違う?
筆用石鹸は、画筆専用に作られたクリーニングソープです。
水洗いだけでは落ちにくい油絵具やアクリル絵具の残留成分を、
泡の力でやさしく分解・洗浄します。
特に油絵筆は、溶き油や溶剤で洗ったあとでも
根元に顔料や油分が残りがちです。
それを放置すると、
・穂先が開く
・コシがなくなる
・根元が固まる
といった劣化につながります。
この石鹸は天然植物油(バーム油)ベース。
洗浄だけでなく、毛に必要な油分を補う「リンス効果」もあります。
乾いたあとの穂先は、驚くほどサラサラ。
「洗う+整える」が同時にできるのが特徴です。
筆用石鹸は本当に必要?
結論から言うと、
- お気に入りの筆を長持ちさせたい人
- 天然毛の筆を使っている人
- 高価な油絵筆を持っている人
には特におすすめです。
筆の中には、現在では入手困難な天然原毛を使ったものもあります。
一度廃盤になると、もう二度と同じ筆は手に入りません。
最近はナイロンやリセーブル筆の性能も向上していますが、
それでも天然毛の描き心地は独特です。
動物の毛を使わせてもらっている以上、
できるだけ長く大切に使いたい。
そう思ったことが、筆用石鹸を使い始めた理由でした。
筆用石鹸の使い方
使い方はとても簡単です。
① 穂先を軽く濡らす
まずはぬるま湯で軽く予洗いします。
② 石鹸を穂先に直接こすりつける

円を描くように優しくなじませます。
③ 泡立てる

手のひらで優しく泡立てます。
このとき、根元まで泡を行き渡らせます。
④ 流水でよく洗い流す
石鹸成分が残らないよう、しっかりすすぎます。
⑤ 穂先を整えて吊るして乾燥

穂先を下向きにして自然乾燥させます。
上向き乾燥は毛抜けの原因になります。
実際に洗ってみた感想
正直、驚きました。
乾いたあとの穂先のまとまりが違います。
コシが戻り、指で触るとしなやかさを感じます。
今までは「洗えればOK」と思っていましたが、
筆は洗い方ひとつで状態が変わると実感しました。
筆を長持ちさせるためのポイント
筆用石鹸だけでなく、日常の扱いも重要です。
・使用後すぐ洗う
・根元に絵具を溜めない
・吊るして乾燥させる
・保管は湿気の少ない場所で
この積み重ねが、筆の寿命を大きく左右します。
まとめ|筆は消耗品。でも大切にできる
筆は消耗品です。
でも、丁寧に扱えば何年も使えます。
お気に入りの一本が廃盤になったとき、
「もっと大事に使えばよかった」と後悔しないために。
筆用石鹸は、そのための小さな投資です。
今ある筆を、できるだけ長く。
そう思う方には、ぜひ一度試してみてほしい道具です。

