こんにちは、今回は色鉛筆を使って猫のイラストを描いてみました。
猫の毛並みや目のツヤ、表情、立体感をリアルに表現するのは意外と難しいですが、少しの工夫でぐっと雰囲気を出すことができます。
初心者でも取り組みやすい手順や道具、描き方のポイントもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
今回描いた絵のイラストと仕上がり

今回モデルにしたのは、実家で飼っていた茶トラの猫です。
塀の上にちょこんと座っている姿を描きました。
ふわふわとした柔らかい毛並みや、生き生きとした目、落ち着いた全体の雰囲気を意識して描いています。
使用画材の紹介(色鉛筆・紙・道具)
ホルベイン アーチストカラー(油性色鉛筆)
軟質で柔らかい描き心地が魅力の油性色鉛筆。全150色あるので、描きたい猫の色に合わせて数色ずつ揃えるのがおすすめです。発色が良く、耐光性にも優れています。
メルツペン
油性色鉛筆専用のぼかし液で、塗った色鉛筆のワックス分を溶かし、水彩風の表現を可能にします。重ね描きや消しゴムによる修正も可能です。アーチストカラー以外の油性色鉛筆では溶けにくい場合がありますので注意してください。
アーチスト色鉛筆をお持ちの方はこのメルツを一本持っておくと表現の幅が広がるので面白いです。
ペンタイプを補充できるボトルタイプもあります。
キャンソン・ミ・タント紙
フランス製で、マーメイド紙に似た均一な紙肌が特徴。
品のあるニュアンスカラーが絶妙で、中間色の表現がしやすく、描きやすい紙です。
電動消しゴム・カッター
ハイライトや毛の修正、細かい線の調整に便利です。耳の影や目の反射など、細かい部分の描写に活躍します。
色鉛筆で使える消しゴムのレビュー記事です。

猫を描く準備と下書き
- 鉛筆で大まかなあたりと、薄く輪郭線を描く。
- 明るい部分をWarmGray#1で描き起こします。
- 暗い背景の部分をLampBlackで描き、メルツペンでぼかして奥行きを出します。
毛並みの描き方テクニック
- 茶トラの毛並みに合わせて、Beige・YellowOchre・Mahogany・Cocoaなどを使用し、毛の流れに沿ってハッチングで描きます。
- 色鉛筆を細く尖らせて同じ方向に手早く線を重ねると自然な毛並みになります。
目や表情をリアルに描くポイント
- 眼球はSurtGreenで、光の反射を意識して描きます。
- 白い髭は薄く削った消しゴムで消すか、カッターで削って表現します。
- 耳の影はSeaFog・Mahoganyでざっと描き、メルツペンでぼかすと柔らかく自然になります。
色塗り・陰影・立体感の出し方
- 全体を描き込む際は、焦点となる目や顔を中心に描き、それ以外を描きすぎないよう、描き込む量をやや抑えめにします。
- 空間を意識し、背景や陰影、奥への周りこみ部分はメルツペンで塗ったり、ハッチングを抑えめにすることで奥行きを表現します。
制作時間と完成までの手順
- 下書き:10~20分
- 毛並み・顔の塗り込み:50~60分
- ハイライト・仕上げ:10〜20分
焦点となる部分から描き始めるとバランスが取りやすく、効率的に仕上がります。
よくある失敗と修正テクニック
- 毛の線がバラバラになる → 細く尖らせた色鉛筆で方向を揃える
- 目が平面的になる → 光の反射や濃淡を意識して描く
- 体毛が単調 → 複数色を重ねて自然なグラデーションを作る
YouTube制作過程
描き方の手順を動画で撮影しています。色鉛筆での毛並みや目の描き方を実際に確認したい方はぜひチェックしてください。
再アップロード準備中
まとめ・おすすめポイント
- 描きたい猫の写真やモデルを決める
- 体毛に合わせて色鉛筆を数色選ぶ
- 焦点以外を抑えめにして立体感を演出
- 愛情を込めて描くことが最大のポイント
完成した作品を額に入れて飾ると、その猫の存在感を感じられます。
描くために観察してみると、色々な気づきがあったりします。
「眉毛ってそんなとこから生えてるんだ」とか、
「耳って薄くて光を通してピンク色になるんだ」とか、
「額ってそんなM字みたいな模様してたんだ」などなど。
描く過程そのものを楽しむことがリアルな表現への近道なのかもしれません。
色鉛筆に関する記事は以下からご覧ください。

