大人の塗り絵におすすめの色鉛筆と塗り方のちょっとしたコツ

久しぶりに塗り絵をやってみました。

子どもの頃に遊んでいたイメージが強かったのですが、実際に手に取ってみると印象はまったく別物。
色を重ね、ぼかし、陰影をつけていく作業は、まるで小さな絵画制作のようでした。

今回は、大人の塗り絵をより楽しむために使った色鉛筆と、塗り方のコツをまとめてみます。

目次

大人の塗り絵とは

数年前、TVで 浅田真央 さんがハマっていると紹介されたことをきっかけに、大人の塗り絵ブームが起こりました。現在でも根強い人気があり、一つのジャンルとしてしっかり定着しています。

子どもの塗り絵との違いは表現方法にあります。

子どもの塗り絵が単色で平面的に塗ることが多いのに対し、大人の塗り絵は陰影・重ね塗り・グラデーションなど、立体的で絵画的な表現を楽しむ人が多いのが特徴です。

とはいえ、厳密な正解があるわけではありません。
「上手く塗らなきゃ」とプレッシャーを感じる必要もなく、自由に楽しめるのも塗り絵の魅力です。

すでに線画が用意されているため、好きな色でマスを埋めていくだけで作品が完成していく過程は、なんとも心地よい時間になります。

大人の塗り絵の驚くべき効果

フランスではアートセラピーや精神療法の現場でも活用されている塗り絵。実際にやってみると、さまざまな効果を実感できます。

◾️ 集中によるリラックス効果

無心で手を動かすことで、頭の中が整理され心が落ち着きます。

◾️ 脳の活性化

色選び・手順・バランスを考えるため、脳トレにもつながると言われています。

◾️ 色彩による癒し

暖色・寒色の心理効果もあり、気分転換にも最適。

没頭して塗り進めていると、自然と手がリズムを刻んでいることも。こうした反復運動も心身に良い影響を与えているのかもしれません。

大人の塗り絵で使う画材

塗り絵はさまざまな画材で楽しめます。

  • 色鉛筆(油性・水性)
  • クレヨン / クレパス
  • ペン・マーカー
  • 水彩絵の具

この中でも初心者〜経験者まで扱いやすいのが色鉛筆。

  • 価格が手頃
  • 準備・後片付けが簡単
  • 重ね塗りがしやすい

という理由から、最初の一本におすすめです。

おすすめの色鉛筆

芯の硬さもあわせて紹介します。

油性色鉛筆のおすすめ

特徴

  • 発色が良い
  • 重ね塗りしやすい
  • 塗り絵向き

ホルベイン アーティストカラー(中軟質)

サンフォード カリスマカラー(軟質)

トンボ 色辞典(硬質)

楽天ビック(ビックカメラ×楽天)
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水性色鉛筆のおすすめ

特徴

  • 水でぼかせる
  • 水彩風表現が可能
  • 透明感が出る

ステッドラー カラトアクェレル(硬質)

カランダッシュ スプラカラー(軟質)

予算に応じて、このあたりを揃えておけば十分楽しめます

大人の塗り絵の塗り方

それでは実際に塗ってみましょう。
“ 大人 ”なので、エレガントかつスマートに進めていきます。

(※あくまで一例として参考にしてください)

今回のモチーフ

エドゥアール・マネ
「笛を吹く少年」

一見難しそうですが、塗り分けを意識すれば意外と塗りやすい題材です。

ちなみにこの少年が吹いている音は「ソの音」だそうです。

使用した画材・塗り絵本

  • 柔らかめ芯の油性色鉛筆
  • 大人の塗り絵 オルセー美術館編
  • メルツ液、メルツペン

大人の塗り絵 オルセー美術館編: すぐ塗れる、美しいオリジナル原画付き。

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手順

① 光源を決める

今回は右上から光が当たる設定。

  • 影 → 青系
  • 光 → 黄色

ズボンで明暗をつけます。

② 固有色を塗る

赤い衣装を全体に塗布。
この時点ではムラがあってOK。

③ メルツでぼかす

溶剤(メルツ)でぼかします。

メルツを塗ることで…

  • 紙目が埋まる
  • 発色UP
  • 滑らかになる

その上からさらに重ね塗り。

→ 深みが出るポイント

メルツ液、メルツペンがあると表現の幅が広がります。

部分塗りのコツ

黒い上着

黒い上着の暗部は青、明部は赤を置いています。
上から黒を塗って、メルツでぼかしています。
黒で塗る前にボタンなど小さいところを塗っておくと塗り忘れなどが防げます。

  • 暗部 → 青
  • 明部 → 赤
  • 仕上げ → 黒+ぼかし

黒一色にしないのがコツ。

細部(ボタンなど)

黒を塗る前に先塗り。

→ 塗り忘れ防止

背景

グレー一色に見えて…

  • ベージュ
  • ブルーグレー

を下塗り。

人物が引き立ちます。

完成

額装すると作品感が一気にアップ。
塗り絵でも立派なインテリアになります。

まとめ

思い切って色を重ねていくと、塗り絵は一気に楽しくなります。

  • 色選びに迷う時間
  • 画材屋での比較
  • 塗り重ねる快感

すべてが制作体験の一部。

メーカーごとの色鉛筆の違いや技法についても、また別記事で紹介していきたいと思います。

夢中で塗っていると時間はあっという間。
白い紙が埋まり、絵になっていく感覚をぜひ味わってみてください。

プレゼントにもおすすめですよ。

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