今回は描画材の基本、鉛筆の紹介をしていきたいと思います。
デッサンやドローイングにはもちろん、メイクにも使える鉛筆をご紹介していきます。
世界各地で作られた鉛筆、それぞれに個性があって素晴らしいものばかりです。
もし、いつも同じ鉛筆を使ってる方は気になるものがあれば試してみてください。
もしかしたら気分転換になるかもしれません。
鉛筆の硬度について
鉛筆には硬度があります。HはHard(硬い)BはBlack(黒い)、FはFirm(しっかり)という表記で表されます。Fは全てのブランドにあるわけではありませんがHとHBの中間くらいの芯です。
筆記具としてよく使われているのはHBやBなどですが、デッサンなどの絵を描くときにはもう少し幅広い硬度を用います。
これからご紹介する鉛筆の中でもっとも幅広い硬度があるハイユニでは10Hから10Bまであって数字が大きくなるほど特長が強くなります。
10BはBの中でも一番黒さが出ます。硬筆書きでも使用されます。10HはHの中で一番硬くてカッターで削るのも一苦労するほどで本当にめちゃくちゃ硬いです。
ハイユニ 三菱鉛筆
あずき色の軸でおなじみ、三菱鉛筆の『ハイユニ』。
粒子が細かく均一なので描き心地はとても滑らか。
硬度も10H~10Bまでの全部で22硬度あって色味も濃く出ます。
世界に誇れる日本の名作です。
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ルモグラフ ステッドラー
マルスのマークでおなじみのドイツの文具メーカー、ステッドラーの『ルモグラフ』。
美術予備校の石膏デッサン等でもよく使われていて人気があります。
色味はクールなグレーで綺麗なトーンが出せます。
全20硬度。
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カステル9000 ファーバーカステル
ドイツの歴史ある筆記具ブランド、ファーバーカステルの鉛筆『カステル9000』
緑色の軸は折れにくい製法で作られていて、安定した使い心地が人気です。
しっかりとした硬さがあり滑らかな使い心地です。
全16硬度。
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デザイングラファイト ブランジール
オランダの総合文具メーカー、ブランジール社の『デザイングラファイト』
軸が割れやすいというデメリットがありますが、それも気にならないくらいの描き心地の良さがあります。
サクサクとしたタッチはクセになります。
全12硬度。
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グラフウッド カランダッシュ
スイスの総合文具メーカー、カランダッシュ社の『グラフウッド』です。
高度の違いが軸色で表現されていて一目でわかるようになっています。
滑らかなで上質な描き心地です。
全15硬度。
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グラフィックペンシル ダーウェント
イギリスの鉛筆・色鉛筆ブランド、ダーウェントの『グラフィックペンシル』。
シャープでガリガリとした描き心地があります。
個人的にかなり好みです。
全20硬度。
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クレオスグラファイトペンシル クレタカラー
オーストリアで創業300年の歴史を誇る老舗鉛筆メーカー、クレタカラーの『クレオスグラファイトペンシル』。
シューベルトやモーツァルトもクレタカラーの鉛筆で楽譜を書いていたそうです。凄い。
描き味は少し乾いた感じでサクサクタイプ、色味は黒が濃いめに出ます。
硬度は全20硬度。
エボニー サンフォード
アメリカサンフォード社の『エボニーペンシル』。
女性がメイクでの眉墨として使われていることでも有名です。
眉描きの他にクロッキー、ドローイングなどにもおすすめです。
こちらは1硬度のみ。
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比較表
名前 | ブランド/国 | 硬度 |
ハイユニ | 三菱/日本🇯🇵 | 10H~10B(22硬度) |
ステッドラー | ステッドラー/ドイツ🇩🇪 | 9H~9B(20硬度) |
ファーバーカステル | ファーバーカステル/ドイツ🇩🇪 | 6H~8B(16硬度) |
デザイングラファイト | ブランジール/オランダ🇳🇱 | 2H~9B(12硬度) |
グラフウッド | カランダッシュ/スイス🇨🇭 | 4H~9B(15硬度) |
グラフィックペンシル | ダーウェント/イギリス🇬🇧 | 9H~9B(20硬度) |
クレオスグラファイトペンシル | クレタカラー/オーストリア🇦🇹 | 9H~9B(20硬度) |
エボニー | サンフォード/アメリカ🇺🇸 | 1硬度 |
あとがき
世界各地の鉛筆をご紹介してみました。
同じ鉛筆ですがブランド毎に微妙な違いがあって試してみると楽しいです。
海外ブランドだと通販ではロットが大きかったりするのでなかなか手に入りづらいのですが、各ブランド一本ずつのお試しセットとかあれば良いですよね。
どれも素晴らしい鉛筆なので、ぜひ手にとってみてください。