絵の具のチューブ、最後まで使い切れていますか?
底から手で押し出してみたり、くるくる巻いてみたりしても、
どうしても中に残っている気がしてモヤモヤすることはありませんか。
特に油絵具は単価も高く、できれば無駄なく使い切りたいもの。
そこで活躍するのがチューブ絞り器(チューブリンガー)です。
均一な圧力をかけることで、手では難しいレベルまでしっかり絞り出すことができます。
そこで今回は、実際に使って感じたメリットや使い方、どこまで絞れるのかを詳しくレビューします。
チューブ絞り器(チューブリンガー)とは?

チューブ絞り器とは、ローラー構造を使ってチューブの底から均一に巻き取り、内容物を無駄なく押し出すアイテムです。
- 油絵具
- アクリル絵具
- 水彩絵具
- 歯磨き粉
- 軟膏
- 調味料
など幅広く使えます。
今回使用したのは金属製の「TUBE WRINGER」。
アメリカ製でしっかりした作りが特徴です。
プラスチック製より剛性が高く、長く使えそうな印象でした。
チューブ絞り器の使い方
使い方はとてもシンプルです。
①キャップを閉める
まずチューブのキャップをしっかり閉めます。
②チューブの底をローラーに挟む

チューブの底の端を差し込みます。
③ハンドルを回す

ハンドルを回すと、均一な力で巻き取られていきます。
力はほとんど不要。
スムーズに押し出されます。

ここまで絞れました!
横から見ると、薄っ!
どこまで絞れる?実際に検証

実際に断面を確認すると、かなり均一に潰れています。
手で押すだけでは、どうしてもムラが出ます。
しかしチューブ絞り器を使うと内部の空洞がほとんど残りません。
特に絵具のように粘度の高いものほど効果を実感できます。
う〜ん、スッキリ!
絵具・日用品で試してみた
絵の具

もっとも相性が良いのが絵の具。最後までしっかり押し出せます。
歯磨き粉

問題なく使用可能。日常使いにも便利です。
軟膏

アルミチューブタイプなら非常に相性が良いです。
わさびなどのポリチューブ

やや注意が必要です。ポリチューブは内部に空気が多く含まれているため、勢いよく飛び出すことがあります。
キャップを開けて最後を絞り切る用途なら有効だと感じました。ご注意を。
チューブ絞り器を使うメリット
- 絵の具を最後まで使いきれる
- 無駄が減る
- 作業が均一で見た目もきれい
- 巻き取りが気持ちいい
特に油絵具のような高価な画材では、長期的に見るとコスト削減にもつながります。
金属製とプラスチック製の違い、おすすめはどっち?
チューブ絞り器には大きく分けて「金属製」と「プラスチック製」があります。
価格だけ見るとプラスチック製の方が手頃ですが、耐久性という点では差が出ます。
個人的におすすめなのは金属製です。
理由はシンプルで、割れにくく長持ちするから。
絵画教室に通っていた頃、先生から借りたプラスチック製のチューブ絞り器を割ってしまったことがあります。力をかけたわけではありませんが、経年劣化もあったのか、ハンドル部分がパキッと・・・。
それ以来、「道具はある程度剛性が大事だ」と実感しました。
特に油絵具のように粘土が高いチューブを頻繁に絞る場合、ローラーやハンドル部分には意外と負荷がかかります。
多少高くても、
- 変形しにくい
- 割れにくい
- 長く使える(なんなら一生)
という観点を考えると、金属製の方が結果的にコストパフォーマンスは高いと感じています。長く使う画材道具として考えるなら、頑丈な金属製を選ぶのがおすすめです。
特にこれはしっかりしていて最高です。無骨でかっこいい。高いけど。
代用できるもの
ある程度代用できそうなものを挙げてみます。
① クリップ(ダブルクリップ)
挟んで押し出す
② 定規・カード(硬い板)
当ててスライド
④ ボールペン・鉛筆
巻きつけて押し出す
専用に比べ、やっぱり圧が弱いので最後まで気持ちよく使い切るのなら絞り器がおすすめです。
まとめ
チューブ絞り器は必須アイテムではありません。
しかし、
「最後まできれいに使い切りたい」
「高い絵の具を無駄にしたくない」
という方にとっては、満足度の高い道具です。
一度使うと、手で押すのが物足りなくなります。
絞るのが気持ちよすぎて家中のチューブを探してしまいました。
ローラーにチューブを挟んでクルクル回すのが癖になりそうです。
絵の具を大切に使いたい方は、ぜひ一度試してみてください。
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