おはようございます。
この画材に見覚えはありますか?
今でも作品作りに使っています。
最近このクレパスのアーティスト向けシリーズ『スペシャリスト』の85色セットを入手しました。
そこそこ良いお値段するんですが木箱入りで高級感もあり、めちゃくちゃ嬉しいです。
なので、今回はクレパスの使い方やクレパス画にあったら便利なアイテムなどを紹介します。
クレパスとは?
クレパスはクレヨンとパステルの良いところを生かした描画材料なので「クレパス」です。クレヨンでもなく、パステルでもない、クレパスだけの描き味があります。
クレパスは株式会社サクラクレパスの販売するオイルパステルです。
大正14年に商標登録されているそうです。
歴史ある画材なんですね。
クレパスの特徴
- 柔らかく伸びがある。
- 混色、重色が可能。
- 発色が良く、優れた耐光性。
- 油絵のような重厚な表現力。
クレパスの描き方
特徴を生かした描き方をいくつか紹介します。
スクラッチ
重ね塗りができるクレパスの醍醐味といえばスクラッチ技法です。
下層を削った時に見える色をあらかじめ計算して塗っておくことで表現を豊かにすることができます。
インパスト
柔らかいクレパスをグリグリと画面に乗せていくインパスト技法です。
ザラザラとしたパレットの上でゴリゴリと敢えて削ります。
削ったカスをまとめてネリネリして画面に乗せます。
量感のある表現が可能です。
クレパス画で使う画材
紙
クレパスに使用する紙は表面がザラザラとした目のある画用紙などがオススメです。
例えば、
- M画用紙
- マーメイド紙
- クレスター水彩紙
などが比較的安価でオススメです。
紙の目がないとツルツルと表面を滑ってしまって重ね塗りなどがし辛く、クレパスの良さが生きてきません。
クレパスアートツール
櫛、ヘラなどが入っていてクレパスのポテンシャルを引き出すのに最適なツールセット。
削ったり盛ったりといったクレパスの醍醐味を楽しめます。
定着剤・仕上げ剤
クレパス画の定着剤はテクニカルコートとフィニッシュコートの2種類あります。
テクニカルコート
テクニカルコートは制作途中での重ね塗りの際に使用することで次の色の重ね塗りがしやすくなります。モリモリ重ね描きしたい方向け。
フィニッシュコート
フィニッシュコートは最終的な仕上げ剤として使います。作品を長持ちさせるためにも完成した作品の表面にかけておきましょう。
クレパス参考書籍
クレパスの全てがわかるといっても過言ではない、クレパスの教科書。
クレパスの使い方や基本的な技法、さらに画家たちのクレパス画作品などが収録されています。
読んで眺めるだけでクレパスが描きたくなります。
あとがき
クレパスについてまとめてみました。
大人になった今だからこそわかる良さ描画剤として優れた商品だと改めて実感しました。
また、蓋を開けてすぐに描ける手軽さが良いです。
ただ描いているとどうしてもカスが出て袖などが汚れやすいので、服装などにはご配慮くださいね。
追記 クレパスで描いてみた
赤や黄色などの鮮やかな色を一面に塗っておき、その上に黒、紺などを重ねて夜空にしました。
上から細いニードル、爪楊枝などでスクラッチして花火を表現してみました。
色が綺麗だな〜と思いながら単色で色を塗ってみました。
無心でグリグリするだけでも癒されます。