スクラッチカラーリング(無地タイプ)に印刷する方法を検証してみた

こんにちは。

今回はスクラッチカラーリングの印刷方法についてのお問い合わせがありましたので改めて検証した記事をまとめてみたいと思います。

目次

使用プリンター

使用したプリンターは我が家のhpのphotosmart5521

インクジェットプリンターです。レーザーは高価なのでおそらく多くの一般家庭向けのプリンターと言えばインクジェットではないかと思います。

当時最寄りのビックカメラでなかなか良コスパのこちらを購入したのですが、インクが切れたまま放置していました。(プリンタあるある①)

なのでまずはカートリッジを購入。インク残量が出ないだけとのことなので純正品ではなくリサイクルカートリッジを試してみることにします。

セットも完了し、いざ印刷!の前にまずは試し刷りですね。通常のコピー用紙に印刷。

うん、大丈夫そうですね。久しぶりに起動したせいなのかプリンタが温まってないのかわかりませんがちょっと筋張って入るもののちゃんと印刷されています。ではスクラッチカラーリング紙に印刷できるか見ていきたいと思います。

スクラッチ紙は表面がコーティング加工されている少々特殊な紙なので、主な問題点は二つかと思われます。

  1. 給紙できるか?
  2. インクが定着するか?

スクラッチカラーリング紙に印刷

今回使用したのはこちら。ラゴデザイン社のスクラッチカラーリング無地タイプ。

スクラッチカラーリング無地が8枚とスクラッチペンがおまけで付いてます。

こちらの紙に印刷していきたいのですが、果たして印刷できるのでしょうか?少し厚みがあるのと普通紙ではなく表面がツルツルしているのでインクがしっかり定着してくれるかが懸念されます。

まあそれもやってみれば分かること…。

給紙トレイにセットします。

ここでなんと初歩的なミス。裏と表を確認せず裏に印刷してしまいました。プリンターあるある②です。印刷される面を確認してからセットすべきでした。

気を取り直して、こちらのデータをテスト印刷します。↓

フリーサイトの画像を使わせていただきました。

さあ給紙してくれるのでしょうか。

ウィーン、ガッ、ガッ、ガー。

無事印刷できました。↓

紙がツルツルしているので給紙の段階で滑ってしまうかと心配でしたが①の給紙の問題はクリアです。

染料インクか顔料インクか

インクですね。プリンターには染料系のインクと顔料系のインクがあります。

  • 染料系…紙に染み込む
  • 顔料系…紙の表面に定着する

染料系と顔料系の違いはこちらのサイトが参考になります。

今さら聞けない染料インク顔料インクの違い

このプリンターは黒色のみが顔料系で他三色シアン・マゼンダ・イエローは染料系です。

スクラッチカラーリング紙の表面はツルツルしていていかにも水分を吸収しなさそうなので顔料系の黒インクのみで印刷してみます。そのため画像データもモノクロにしてあります。

濃さを調節する

先ほどのテストで印刷したものを見てみると黒インクがベットリ付いており絵が見やすいのですがインクが乾きづらくて手に付着するので色を薄くします。不透明度70%ほどのグレー調にしてみました。

ついでに線画を抽出して削りやすくしてみます。

こちらで印刷してみましょう。

できました。インクが乗りすぎず、明るいところで見れば線画が見えるちょうど良い印刷具合です。ただ注意したいのがインクが乾いていないので乾くまでしばらく待ちましょう。

まとめとあとがき

いかがでしたか?

ポイントは顔料系インクのプリンターを使うことと、画像データはグレー調にすることかと思います。あとはインクの乾燥に時間がかかること。メーカーやプリンターによって機能の違い等は出てくるかと思いますので電気屋さん等に確認して調整してみてください。

この記事が参考になりましたら幸いです。それでは〜。

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