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くまのパディントン展を見てきました!

渋谷Bunkamuraにて開催されている『くまのパディントン展』を見てきました。


かわいい姿に癒されてきました。とにかくパディントンがおもしろかわいい!登場人物もみんなとてもチャーミングで彼らの織りなす世界観に引き込まれました。”お11時”のティータイムに憧れます。笑

そんな魅力的なパディントンはいかにして生まれたのか、生みの親マイケル・ボンド氏の言葉や物語から創作のヒントを自分なりの解釈でご紹介してみたいと思います。

それではよろしくお願いします。

パディントンはペルー生まれ!

本や映画を見た方はご存知かと思いますが、くまのパディントンは”暗黒の地ペルー”からやってきたのです。なぜペルーが暗黒の地と呼ばれているかはわかりませんが…(笑)

このことについてボンド氏は取材インタビューでこのようなことを言っていました。

「今ではペルーに多くの人が旅行しているが、当時のイギリスではペルーに旅行する人は少なかった。」

当時、よく知られていない国をパディントンの出生地にしたことで読者の想像力を膨らませたのではないでしょうか。もしかしたら地球の裏側には本当にパディントンたちのようなクマがいるのではないだろうかと…夢がありますよね。

まだ知らないことに対する好奇心や広がる豊かな想像力、妄想力は人にとってなくてはならないものだと思います。宇宙や深海、地底なんかもワクワクが、ロマンティックが止まらないですね!

パディントンは個人的な楽しみから生まれた!

あるクリスマスの夜、おもちゃ屋さんで売れ残っていた熊のぬいぐるみをボンド氏が買い取って奥様にプレゼントしたことがキッカケで物語が始まるようになりました。家族の一員として食事や旅行なども一緒に過ごしていたそうです。家族が喜ぶのが嬉しくて物語を作るようになっていきました。当初は本をつくる意図なんて全くなかったと言います。

自分が楽しめてさえいればもう良い本が書けたも同然です。パディントンを書いていても、自分で笑ってしまうことがあるんですよ。

一見、自己満足的な聞こえに捉えてしまう方もいるかもしれないこの言葉ですが、書き手であると同時に一番最初の読み手でもある本人や家族が楽しいのでしょうからそれは多くの人にとっても普遍的な”良い本”なのでしょうね。何より家族を喜ばせたいという思いが作品の豊かさや面白さを深めているのだと思います。

パディントンは年齢不詳!

パディントンには正確な年齢設定がされていません。何歳かわからないのです。子グマと書かれているので若いのだろうと思いきや、大人びた一面を見せることもあり、それが世代を超えて愛されている一因なのではないかと、作者本人が伝えています。

パディントンには特に年齢がありません。なので、あらゆる世代の方にお好きだと言っていただけるのではないかと思います。

よくキャラクターメイキングなどのノウハウには表には出てこないような情報も事細かに設定するのがセオリーです。ペルソナをしっかり設定することで行動の裏付けや説得力が増すからでしょうね。しかしパディントンの場合は年齢を敢えて不詳にすることによって、読者の想像力を膨らませることができるのです。

いろいろな作家に描かれている!

パディントンは様々な作家によって絵や4コマ漫画、映像作品になっています。ちなみに僕が1番好きなのはペギー・フォートナム氏による”クイズ番組に出るパディントン”の挿絵です。表情がなんとも言えず、本当に最高です!これです!笑

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。ピーターラビットの作者であるビアトリクス・ポターもそうでしたが、身近な人、大切な人たちを喜ばせたい。楽しませたい。そのような思いから全てが始まっているように思います。その思いから生まれたキャラクター達は身近な存在である家族を越えて世界で愛される存在となっています。はじめに思いありき。ということでしょうか。そんな想いを自分なりに受け取ることができて本当に行ってよかったです。

最後にボンド氏の言葉を載せて終わりたいと思います。

私はパディントンのことを、現実の存在だと強く感じているのです。これまでずっと付き合ってきましたから、すぐそこに立っていてもおかしくない。ずっとそばにいる気がしています。パディントンは、これから先もずっと変わらないと思います。