「ぎゃあああ!パレットがガチガチ!」
夏場は特に乾燥が早く、油断すると油絵の具が石のように固まってしまいます。
ペインティングナイフでは歯が立たない……そんな経験ありませんか?
今回は、固まった油絵の具を安全に落とす方法と、予防策をご紹介します。

固まった油絵の具の剥がし方
「ストリッパー」で剥がす方法
こういう時に使うのが剥離剤(ストリッパー)です。
パレット全体に塗布し、数十分置いておくと、絵の具が柔らかく浮いてきます。
あとはペインティングナイフやスクレーパーでこそげば、
ペリペリっと気持ちよく剥がれます。
長年こびりついた層もきれいに取れます。
ついでにペインティングナイフもきれいになりました。

綺麗にこそげたら、ペインティングオイルを薄く塗って完了。
⚠ 使用時の注意
ストリッパーは強力な薬剤です。
- 皮膚に付くとヒリヒリ痛む
- 換気必須
- 手袋着用推奨
安全対策をして使用してください。
絵具をこそぐ専用スクレーパー
絵具をこそぐ時はペインティングナイフでも良いのですが、専用のキャンバススクレーパーを使うと効率がアップします。
ペインティングナイフではしなってしまう時もガッチリこそげます。
手入れが面倒な人向けの代替案
「毎回洗うのは大変…」という方は、以下もおすすめです。
紙パレット
使い捨て。剥がしてそのまま処分できます。
ピールオフパレット
乾いた絵の具がペロっと剥がれます。
油絵具・アクリル両対応。
牛乳パック
コストゼロの使い捨て。洗って切って乾かしておいてよく使っています。
大理石板
プロの画家が使うこともある本格派。
パレットはなぜ綺麗にすべき?
パレットが汚れていると
- 色が濁りやすい
- 混色がしにくい
- 微妙な色調整が難しくなる
きれいなパレットは、
気分だけでなく“色作りの精度”にも直結します。
「良い絵が描けそうな気がする」
この感覚、実はとても大事です。
まとめ
パレットの絵具は固まる前に毎回拭って手入れするのが一番ですが、制作途中に固ってしまうこともあります。
そんな時は慌てずに、ストリッパーとスクレーパーで剥がせば大丈夫。
- 固まった油絵の具は剥離剤で落とせる
- 使用時は安全対策必須
- パレットを清潔に保つと混色しやすい
- 面倒な人は使い捨て系もアリ
筆がカチカチに固ってしまった場合の記事をまとめました。
▼あわせて読みたい
【画材のメンテナンスシリーズ】
▶︎絵具でカチカチに固まった筆を再生させる方法
あとがき
自分の制作スタイルに合ったパレットを選ぶことが、
結果的に描きやすさにつながります。
ちなみに、いかにも画家なフランゼン型のパレットは憧れです。
大事に使おうと思うのでメンテナンスにも身が入ると思います。
テンション上がりませんか。この形。

